[違うよ!日本とアメリカ] 夏休み編 (期間, 場所)
私は、大学生まで日本に住んでいて、日本の教育を受けていました。そして、大学卒業後にアメリカに渡り、アメリカの大学に通っていました。
現在、子供達は小学生です。 日本とアメリカの教育方法はご存じの通り違います。例えば、日本では子供たちに指導をする時に、「叱って」しまいがちですが、アメリカは「褒めて伸ばす」と一般的に言われていますが、これは本当です。本当に「褒めます」。正直親である私自身恥ずかしくなるくらいに褒めることも少なくありません。
他にもアメリカと日本の教育の違いはたくさんあります。その中でも、今回は目に見えて分かりやすい違いである、「夏休みの違い」について語りたいと思います。
違い1:アメリカは、夏休みが長い!
アメリカの子供達の夏休み期間は、なんと約3か月あります。 (カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の学校では、6月中旬あたりから9月初旬までが夏休みです。)
日本の場合、7月末から8月末の1か月ほどですので、約2倍!かなり長いです。
余談ですが、アメリカでは6月、7月は休みですが、日本が学校があります。この差を利用して、アメリカに住んでいる小学生達が6月、7月に日本の小学校に体験入学をすることも多いです。
また、アメリカの学生は、長い夏休みをずっと遊んでいる訳ではありません。夏休み期間中には、各地域で「勉強」や「運動」の短期講座が開かれており、多くの子供が参加します。大学では、Summer Semester (夏季講座)が実施されており、意外に多くの学生が授業にとります。
違い2:夏休みが、City(市)によって違う!
アメリカではCity(日本で言うと"市")によって夏休みが違います。日本でも都道府県によって違いますが、アメリカの方がもっと細かいです。
ちなみに、アメリカは国土が広いので、「Cityが日本の都道府県くらいの大きさなのでは?」と思う方も多いかも知れませんが、そうでもありません。ちなみに私の住んでいるロサンゼルス近郊では、10分も車で走れば隣のCityに行けます。
違い3:アメリカでは、夏休みが学期の変わり目!
日本では新学期は4月からスタートですが、アメリカでは9月スタートです。 よって夏休みが終わると新学期が始まります。
余談ですが、どこのお店も"Back to School "というセールを行い、文房具など学校で使用するものを安く販売します。
*お店によっては学校と関係のない、電気用品なども安くなります!(笑)
またまた余談ですが、「日本は何故、学期の変わり目でもない夏休みが一番長いのか?」と逆に不思議に思いませんか?
よくよく考えると、学期が変わるときに長い休みを取る方が普通のような気がしますので、アメリカのように9月に新学期を迎える方が、自然なのではないでしょうか?
そこで、「理由が気になったので調べてみました!」
明治時代にさかのぼります。
その当時、日本は西洋の学校制度を取り込み始めました。
西洋では、今とほぼ同様に9月スタートの翌年の7月終わりでしたので、日本も同じ方法を取りました。
その後、日本は、徴兵制度などの理由で学期の開始を4月に変更しましたが、夏休みの時期は今も継続されているのです。
(夏休みの長さは半分くらいにはなっていますが。。)